「サカモトデイズ」アニメの評判が悪いのはなぜ?

SAKAMOTO DAYS


こんにちは、ウサギです!
SAKAMOTO DAYS「サカモトデイズ」のアニメの放送が始まりましたね!放送後の評判や視聴者の感想を徹底調査し、作品の魅力や改善ポイントを解説します。原作ファンやアニメ好きの方必見!最後には個人的な感想も添え、アニメの評価を深掘りします。

【結論】原作勢とアニメ勢で賛否両論状態

アニメ版「サカモトデイズ」は放送直後から賛否両論の声が上がっています!アニメ勢からすると「何がそんなにひどいの?」という声がある一方、原作勢は不満を感じる人もいるようです。本記事では、その評価の理由を紐解きます。

視聴者の評価

視聴者の評価の声は次のとおりです。

良い評価の声

気楽に観られて好き!

作画の不安や不満が多いけど、個人的には何も問題なく楽しく観られた!

絵が綺麗で、内容がわかりやすい!キャラも取っ付きやすく、愛着が湧く

悪い評価の声

原作未読だけど、今の所銀魂の劣化版って印象しかない

設定とか色々雑でキャラの魅力も薄い

原作の画力が凄い分アニメ化大丈夫かと思っていたけど案の定…謎に変なところに作画コストかけすぎて1話から全然物足りない。

ウサギ
ウサギ

今のところFilmarksでは、5点満点中3.7点という評価!

なぜ「ひどい」と言われているのか?

賛否両論の背景には、以下のような要因が挙げられます。

  • 作画の問題
  • 原作のテンポ感がアニメでうまく表現されていない
  • 声優のキャスティングに違和感を覚える視聴者がいる

ひとつひとつ解説していきます!

作画の問題

©鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS製作委員会

SNSでは「アクションシーンの迫力が原作に比べて弱い」という意見が散見されました。サカモトデイズの原作マンガは「スタイリッシュでスピード感のあるアクションシーン」が魅力。原作を読んでいるファンからすると、アニメのアクションシーンは迫力不足で、期待していたクオリティではないと感じられたのではと思います。

また、一部の回で作画崩壊と感じる場面も。

ウサギ
ウサギ

ワタシもキャラクターデザインというか、頭身のバランスが変だと思ったよ!

ウミガメ
ウミガメ

確かに、シンくんや葵さん、カラダだけ大きすぎる気が…!

テンポ感の違い

©鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS製作委員会

原作のスピード感あふれるアクションが、アニメでは間延びしているという指摘もあります。

例えば第1話冒頭の坂本の戦闘シーン。倒した敵がスローになる描写がたびたびあります。坂本の機敏な動きを引き立たせる狙いでしょうか。ただ構図が地味で、どうにもチープな印象を抱きます。
1アクションごとに動きが止まって、アクションが連動していないところも気になります。また、キャラクター自体の動きはありますが、カメラワークの動きがあまりないため迫力がなく感じます。

キャスティングの評価

メインキャラクターの声が「想像と違った」と感じた視聴者もいましたが、逆に「この声がハマっている」と絶賛する声も。担当する声優陣は豪華ですが、豪華故に代わり映えしないという印象になることも…。

また、キャラクターの構成が「銀魂」を思い起こさせるため、そこがいいとの声があれば、悪いとの声も。

「銀魂」ぽいキャラクター構成と声優
  • 【坂本】
     本気だと強い主人公→【銀さん】
  • 【シン】
     若い印象の薄い男性→【新八】
  • 【ルー】
     中華系カタコトの女性→【神楽】

他作品から着想を得て、キャラクターが創られることはよくあることだとは思いますが、サカモトデイズの場合はその「着想を得ている」ことを顕著に感じてしまうため、あまり良く思わない人がいるのだと思います。

ウミガメ
ウミガメ

ベテラン声優や人気声優さん達なだけあって、上手に演じているのは確か!

【閲覧注意】ウサギの個人の感想

先に謝っておきます、原作ファンの方ごめんなさい。
私個人としては、サカモトデイズという作品自体があまり好きではありません。面白いか、面白くないかは別にして好みじゃないのです。ここから先は、率直な私個人の感想を記載しますので、原作ファンの方は気分を害する可能性があります。
私個人の感想は次のとおりです。

  • アニメの出来としてはそれほど悪くない
  • そもそも原作マンガが過大評価されている
  • 2期もしくは神作画の回に期待!

ひとつひとつ解説していきます!

アニメの出来としてはそれほど悪くない

サカモトデイズの初期は面白くない(コミックス1~4巻まで)

アニメの出来としてそれほど悪くない理由はこれです。

原作マンガを読んだことがある方なら知っていると思いますが、サカモトデイズの最初の方はコメディ要素が強く、スタイリッシュさはさほど感じられませんでした。

原作初期はギャグマンガのようなタッチと表現でした 原作第2話「坂本家家訓」©鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS

また、今でこそ「スピード感あるアクションが魅力」と評価されていますが、連載当初の人気はそれほどではありませんでした。掲載順位も下がっていましたので、正直このまま消えていく作品、と思っていました

初期はダメ、良くなるのはもう少しあと

掲載順位が上がりだしたのは、45話「強襲」あたり、コミックスだと5巻から6巻。戦闘からコメディの要素は消え、アクションシーンは「動き」の絵が増えました。殺し屋同士の戦闘中は「一般人は何ごともなかったかのように過ごす様子」が多用され、戦闘のスピード感とアクションの静と動が表現されています。また、そのシュールな様子も相まって、他のマンガにはないスタイリッシュなアクションシーンとなっています。

ジャンプ本誌での掲載順位の変動
  • 原作1〜5巻

    原作1〜43話 本誌平均掲載順位 10位

  • 原作6〜10巻
    原作43〜88話 本誌平均掲載順位 5位

テコ入れといって、コメディマンガからバトルマンガになったりすることはジャンプのマンガ作品ではよくあることです。銀魂や家庭教師ヒットマンリボーンなど、テコ入れによって人気が増えたマンガ作品は数多くありますよね。

サカモトデイズについては、作風が多少変わりましたが、もともとバトルのあるマンガでしたので、そこまで大きなテコ入れではないです。ただ、人気がではじめて面白くなるところがコミックスの6巻からと少し先です。そのため、あまり面白くない1~5巻を原作どおりに映像化すると、このくらいなのではないでしょうか

©鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS

とはいえ、アニメの第1話は重要。

時間のない現代人は、1話だけ見て気に入らなければ視聴をやめる人も多いでしょう。ですので、個人的な意見としては、1話からアクションシーンに力を入れて制作してほしかったなと思います。原作最新話の雰囲気とアクションに寄せておけば、原作勢、新規勢の心をつかむことができて、今みたいに賛否両論とはならなかったのではないでしょうか。

そもそも原作マンガが過大評価されている

今現在のジャンプではワンピース、アオのハコ次ぐ看板作品となっているサカモトデイズ。ただ、それは他に看板となりうる作品が今のジャンプにないからです。少し前に、ここ数年ジャンプを引っ張ってきた看板作品2つ「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」が完結したことは皆さんご存じだと思います。個人的な意見ですが、サカモトデイズにその2作品ほどのパワーがあるとは思えません。

原作サカモトデイズの個人的な評価
  • 【画力】そんなに上手くない「僕のヒーローアカデミア」と比べると格段に劣る
  • 【設定】薄っぺらい、「呪術廻戦」と比べると格段に薄い
  • 【キャラクター】オリジナリティに欠ける、どこかで見たことがあるものばかり
  • 【ストーリー】物語性皆無、雰囲気だけ

マンガの評価方法はいろいろとあると思いますし、私自身専門家でもなんでもないので、あくまで素人の偏った印象です。ただ、今までジャンプの看板作品と言われてきた作品達と比較すると、うーん…同じくらいの魅力はないのでは、と感じてしまいます。

2期もしくは神作画の回に期待

過大評価だとしても、現在のジャンプの看板作品に違いはありません。期待の大きさからか、1期に続き2期の放送が決定しています

1期はどこまで、2期は?

原作第52話「斬斬舞」コミックス6巻 ©鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS

今の放送ペースからすると、1期はコミックス1~4巻までの内容となると考えられます。
そのため、2期はコミックス5巻~8巻の内容で制作されるのではないかと思われます。6巻からは先ほども述べたとおり、作品の転換点です。最初の雰囲気から変わって、今のサカモトデイズの雰囲気となります。2期の1話から、バチバチにスタイリッシュでスピード感満載のアクションシーンが始まる。そうなったら、嬉しいですよね。ならないかもしれないけど…

制作陣の熱量

©鈴木祐斗/集英社・SAKAMOTO DAYS

制作会社のトムス・エンタテインメントは大手のアニメーション会社ではありますが、それほどアクションを得意としていないように感じます。放送前の段階で、制作会社が発表された時点で「大丈夫か」との声が上がったほどです。

配信中の数話を見た限り、制作陣は覇権」を狙って作ってないのではと感じました。というのは、今季トムス・エンタテインメントはサカモトデイズ以外に2本アニメを制作しています。1本は「ハニーレモンソーダ」、もう1本は「Dr.STONE(ドクターストーン)」です。Dr.STONE(ドクターストーン)については、ファイナルシーズンで物語の完結編です。そちらに注力したいという考えかもしれません。

どうしても、アニメのクオリティに耐えられないという方は、2期から化けることに期待して、1期の視聴を見送るのも手かもしれませんね。

まとめ:アニメ版の楽しみ方は人それぞれ

以上、本記事をまとめると次のとおりです!

  • アニメ「サカモトデイズ」の作画は期待外れだが、そもそも期待されすぎていた
  • 原作も初期は人気がなく、人気が出たのはコミックス6巻あたりから
  • 制作陣も手がいっぱい、2期の放送が決定しているから2期に期待しよう!

アニメ版「サカモトデイズ」の評価には賛否がありますが、原作を忠実に楽しみたい人には原作コミックがおすすめです。一方で、アニメ独自の演出を楽しめる方にとっては十分に魅力的な作品とも言えるでしょう。視聴者の感想を踏まえつつ、自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。

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